高等学校卒業認定試験(高卒認定)

高卒認定とは、いわゆる高等学校卒業認定試験のことを言います。
この制度は平成１７年度から実施されている試験制度です。
高校卒業程度の学力を国が認定するという制度で、合格したものは国公立や私立の大学や短大や専門学校の受験資格が与えられ、各種の国家試験等や就職の際にも高校卒業者と同じ扱いを受けることが出来ます。
高等学校卒業認定試験は基本は高校を卒業をしていない人や大学等を受験することが出来ない人たちにたいして高校の学力があるかとというかどうかを進呈する試験です。
合格者は高卒の学力は認められますが、高校を卒業しなければ高校卒業とういう学歴にはなりませんので注意しなければなりません。

試験の方法はマークシート方式になっています。
内容はあくまで高卒の基礎学力を審査するものなのでしっかりと勉強に取り組めばけっしてハードルが高いものではありません。
一度にすべての科目の試験に合格をしなくても、科目合格といった制度が採用されてますので、次回に受験するのは足りない部分の教科や不合格の教科でいけます。ひとつひとつクリアを重ねていくという方法もあります。
受験科目は、まずは国語です。次には数学で、地理歴史から世界史Ａまたは世界史Ｂか日本史Ａまたは日本史Ｂ次に地理Ａか地理Ｂいずれかのひとつを受験し、公民は現代社会、倫理及び政治・経済で一科目または倫理及び政治・経済の二科目を受験、理科は理科総合　物理I、科学I、生物I、地学I、のいずれかを二科目を受験となっております。
ですので八科目もしくは九科目を受験することになります。
試験の難易度は一般な高校生が５５〜６５％ぐらいの成績が取れるくらいにテストの難易度が設定されていみたいです。
高校を途中まで行っていた人や在学中の人は高校で修了してると学校から単位認定書をもらってしっかりと調べる必要があります。
また高校に在学しているものはその学校長の判断によっていろいろ振り分けが出来る場合がありますのでそのあたりも学校等により違いがありますのでしっかりと調べてください。

2005年に高卒認定試験制度が変わりました。
旧大検は高校全日制在籍者の受験資格を認めてはませんでしたが、2005の改正により受験資格が認められました。
ですので現在は高校在学中にいろいろな理由で大学に挑戦する人が増えてきました。不登校や高校に何らかの理由で見切りを付けて大学に行きたいという人が増えてきたのです。
現実に高卒認定試験の受験者の２０％ほどが全日制の課程に在学中ということのなんです。ですので年齢が１８未満でも資格が取れますので先に受験資格を獲得し実際には１８以降しかいまの日本の制度では大学受験資格がありませんので飛び級というわけには行きませんが高校に通わないでもいずれは大学に行きたいという人にはよいとおもいます。
選択肢がふえたこといろいろなひとに可能性を広げることになるのでよういことだとおもいます。
文部科学省も高卒認定の合格者が採用や就職後の待遇等において高校卒業者と同等の待遇を受けられるように経済団体や地方自治体に働きかかけるなど制度の改革だけでなく実際のアフターケアまでしっかりと作っていることが大切になってきています。
現在は色々な問題が学校等でも起き生徒自身の中でもいろいろな問題も山積みで学校の問題だけでないいろいろなことがあります。
家庭の問題から学校の大きなシステムの問題まで幅広くのことが今後も課題になってくることでしょうが・・少しずつでもこういう改革が行われいろいろな人の学問を学ぶ可能性や権利が保障されてもらいたいものです。