地図記号について知ろう

いろんな地図がありますが…一番機会が多いのが、たぶんどこかに車で出かけたりしたりする時に使っていたことが多かったはずですが、最近ではカーナビの普及や携帯電話のナビサービスなど、いろいろ便利なものがでていて、そのシステムが便利なため地図をみて調べたりする機会 が少なくなり、地図を見ること自体が減ってしまいました。
目的地を探すために地図を広げて探す…そういったことは滅多にない機会になりさびしい気もします。

普段地身近にないものになってしまった感のある地図ですが、地図の中に書いてある地図記号って知ってますか？
皆さんも小学生のときに一度は授業で見たことがあるはずなんですが…。

授業で学んだことのあるはずの地図記号ですが、2006年現在で161個あります。
簡単なものや日常生活の範囲でしっておいたほうがよいものを小学校時に学習します。
すべてを小学生では学習できませんし、中学、高校でもまた大人になってから知るものもあるでしょう。
普段の生活ではあまりつかったり見たりはないものですから、当然ほとんどしらなかったりわすれていたりしても仕方がないとおもいます。

いま現在の地図で見掛ける地図記号は、1986年に決められた記号です。
それまでは正式にきまったものがあったわけではなく、作る人によりばらつきがありました。
地図が明治の頃からしっかりと作られるようになって、それにともない地図記号もしっかりと作られることが増えました。
その過程で統一をしていかなければ地図としても成り立たないとのことで、誰がみても同じ認識で使える地図を作ることにした方がよいし、地図記号も同じように統一をされました。
しかしすべての地図に地図記号が記入されているわけではありません。
地図記号をしるためにその記号の意味をよくしっていたほうが覚えるのもはやくなるとおもいます。
暗記をしてテスト対策のように覚えても楽しくないし、なかなかむずかしいとおもいます。
ほとんどの地図記号にはその由来が地図記号のもとになっているものが多いので、覚えるにはそれを勉強することがコツになるとおもいます。
地図記号はあくまでみなさんに目的地の位置や場所を知らせるためのものですから、分かりやすくないと意味がありません。
どんどんと地図記号をおぼえることにより、地図を見るのもたのしくなるとおもいますし、また地図記号をしらないひとにはちょっとした自慢になるかもしれませんね。

昔は今のように便利な時代ではなく、電話やインターネットなども無く、簡単に情報を手に入れることや共有できる時代ではありませんでした。
明治から昭和にかけて、日本でも戦争の中で地図にいろいろなことを記入していきました。
これは自分達が物品の場所を暗号でしるためや、またいろいろな情報を共有するために書いていきました。
こういう暗号記号がもとだと言われている面もあります。

こういうことは日本だけでもなく諸外国でも同じようなことがあるということです。
地図の上にいろいろなことを記入していき、情報をたしていくという作業は、当たり前のように行われていたのです。
しかしたくさんの人がそれぞれの地図を作り、自分だけの地図をつくっても、他人には分からないことがおおかったり使いづらいものです。
地図と言っても世界地図や日本地図や自分の生活圏の県やまた町単位の地図、たくさんの種類がありますよね。

細かいことを書くことが必要な地図にいちいち名称を文字で記入していくと、スペースすべてを文字で埋め尽していかなければならなくなります。それでは地図は成り立ちません。
そこで統一をしたものでなおかつ分かりやすくと言うことでよりわかりやすい地図記号がうまれてきました。
生活に必要な病院や警察や災害時の避難場所など本当に必要なものを示しています。
地図記号は基本は赤、黒で記入されている場合がほとんです。
しかし地図ではなくガイドブックなどには違う色で記入されている場合があります。
見易さや便利さが優先されている場合がほとんです。
さらには駐車場の『P』というものがありますが、これは地図記号でありません。
えっ？とおもいますがちがうのです。
あとはコンビニやお店のマークなどがそのまま記入されていたり、皆さんが使いやすくわかりやすい工夫がなされているものが増えてきています。
もししらない記号があれば、本のどこかに意味が記入されているとおもいますので調べてみてくださいね！

いろいろな国で様々な個性や国の歴史などによりいろいろ違いがあります。
例えばドイツでは日本のように米作などはありません。したがいそういった水田の記号はいりません。代わりにぶどう畑やポップ畑はたいへん数が多く、それらは非常に重要です。ドイツで必要なワインやビールの原料になります。ドイツでは食にかかせないものです。
日本の地図記号はドイツのものを基本に作られたという一説があります。
ドイツと日本は昔から結び付きがありましたから可能性的にはありそうな話ですね。

アフリカ諸国ではコーヒーやバナナやタバコなどの畑などか多数あるためにそういった記号が多く存在しています。
アジアでは韓国の記号は日本の記号とよく似たものが多いです。
生活様式が似ているので使用する記号がにてきます。
どんなものがにているかといえば例えば温泉です。
こういった文化の違いや生活様式によっていろいろな違いはありますが、また国によって同じような地図記号でも意味がちがったものがあったり…面白いちがいがありくらべてみてもおもしろいのではないでしょうか？